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脊髄小脳変性症と鍼灸

鍼は脊髄小脳変性症に多くの成果を挙げています

難病治療の鍼灸師 二宮 崇 実績とプロフィール

二宮 崇

私は中国人医師の元で多数臨床経験を積み、銀座で有名でした劉鍼灸院の院長、江原病院鍼灸室長を経て、こちらで治療させていただいております。

元治療院では朝日、毎日、読売、産経等の有力紙に紹介されましたので、日本各地から来院される皆様に大変好評をいただきました。

現に今も遠方より来院くださる方が多数いらっしゃいます。

私は慢性疾患、難病治療の臨床と研究に励み、特にパーキンソン病・網膜色素変性症・脊髄小脳変性症・筋萎縮性側索硬化症・多発性硬化症について深く研究し、実力を養いました。私にとって皆様の慢性疾患、難病克服のために中国のハリ治療をお役立ていただくのが私の念願です。

中国針による難病への治療を行なっています。治療には予約が必要です。

主要な疾患

1多系統萎縮症(NSA) 脊髄小脳変性症全体の43%…
【多系統萎縮症の内訳】
・オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA) 81%
・Shy-Drager(シャイ・ドレーガー)症候群(SDS) 16%
・線条体黒質萎縮症 3%
2晩発制小脳皮質萎縮症
3Holmes(ホルムズ)型遺伝性運動失調症
4遺伝性皮質性小脳萎縮症
5家族性痙性対麻痺
6Friedreich(フリードライヒ)病
7歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症
8Joseph(ジョセフ)病

脊髄小脳変性症の特徴

1進行性 (ALS などよりは進行が遅い )
2失調症状が主体。タイプによってはパーキンソン症状も出現する。
・移動に関してはバランス障害が主体。
・片麻痺のような、いわゆる健側は無い。全身症状である。
3種々の随伴症状が出現。
440~60代の社会的責任の大きい時期に発症。
5西洋医学的には効果的な治療法が無く、機能障害の改善が殆ど無い。

小脳性失調は以下のような症状が現れる。

  • 起立歩行障害
  • 共同運動不能
  • 筋トーヌス低下
  • 測定障害
  • 運動分解
  • 変換運動障害
  • 小脳性振戦 ( 企図 )
  • 言語障害
  • 眼振

鍼灸のアプローチ

頭部刺針により未変性細胞を活性化させる

鍼灸治療の目的

脊髄小脳変性を治すことや進行をとめることはできませんが、鍼灸治療により症状改善や進行を遅らせることを目的に行います。

鍼灸治療の効果

頭鍼療法 平衡区

頭部、頚部、肩、背中、上肢に鍼を刺すことにより頚、肩の筋肉が緩まり脳へ行く血管が拡張しその結果脳内への血流量を改善し神経細胞の変性の進行を防ぐことができます。

また鍼を刺すことにより神経を刺激しその刺激が脳に伝わり脳の活性化につながります。

同様に背中、腰、下肢に鍼を刺すことにより筋肉を緩めることにより脊髄への血流量を改善し神経細胞の変性の進行を防ぎます。

上肢や下肢に鍼を刺すことによりもちろんその部分の血流も改善しますが、その刺激が脳に伝わり脳からまた遠心性に上肢や下肢に刺激をすることにより腕や足の症状の改善にもつながります。

鍼灸治療はその人自身がもっている自然治癒能力を高めて本来持っている力を引き出してくれます

脊髄小脳変性症の治療

初期の段階であれば、非常に効果的

脊髄小脳変性症に対しては、鍼治療による一定の効果が認められています。特に神経疾患に関しては、古来から鍼による症状の改善が知られていますから、その有用性はかなり高いといえるでしょう。ただし、脊髄小脳変性症をはじめとする脳疾患に対しては、針治療においても高度な知識と専門技術が必要だといわれています。やはり経験の豊富な鍼灸医に治療してもらうことが望ましいでしょう。

ただし、鍼治療は「完治」を目的とするものではなく、症状が根本的に解消する性質の治療ではありません。あくまで症状を緩和したり、進行を遅らせるための治療法だということを認識しておく必要があります。また、鍼治療と並行して、通常の(西洋医学に基づく)通院や治療も欠かせません。鍼治療をはじめとする東洋医学は、西洋医学との相乗効果も知られているので、ぜひ積極的に取り入れることをおすすめします。

治療法

血流を促進させることにより、小脳を活性化させ進行を予防します。
未変性細胞には有効ですが、変性しきってしまった細胞には全く効果がありません。ですので、要介護3以上の病状が進行してしまっている方には有効な治療ではありません。
早期治療が絶対条件になりますので、ご理解下さい。

平衡区への鍼灸治療

脊髄小脳変性症の治療では小脳に刺激を加える頭部の「平衡区」と言うツボを使います。

また、身体のバランスをとるために身体全体に鍼を打ちます。
最後に必ず体調を診るためにリハビリを行います。身体の動揺を診たり、筋力のチェックを診ます。

初期の段階であれば、非常に効果的で中期過ぎるまでは治療可能です。やはり末期症状になってしまうと鍼治療はなかなか難しいのが現状です。

※治療には個人差があります。

鍼の具体的な効果

鍼の具体的な効果としては、歩行障害の改善(バランスの向上)、言語障害の改善(発音が明瞭化される)、自律神経障害(めまい、排尿、発汗症状など)の緩和が知られています。
脊髄小脳変性症のような難病に対しては、西洋医学的なアプローチで万策尽きて、いわば最後の砦として、鍼治療のような東洋医学に助けを求める患者さんが多いようです。ただし、鍼治療は即効性が期待できる治療法ではありませんから、継続的、習慣的に治療を続ける姿勢が大切になってきます。鍼治療とあわせて漢方薬を服用するケースも多く、病気の進行・症状を抑える効果が期待できるといわれています。

東洋医学的な考察では変性は経絡で言う肝の病態とし、肝とは全身の循環・血流を支配する。そこにアプローチをかけ、経過を観察する。完治といかないまでも症状の安定、寛解を目標とする。

初期であれば効果的だが、進行していると治療が難しく困難を極める。また、合併してでてくる症状にも気をかけ治療していく。

注意する点とは専門的な治療をしているところ以外で診察を受けるのは危険である。また、無理をして治療しようとすると悪化させてしまうので、治療を受ける側も神経内科や専門医を受診ください。

二宮 崇

鍼治療の流れ

①問診・診察②腹臥位(うつ伏せ)触診③背部側の治療④針に刺激を加えるため電気(パルス)を流す(10分程度)⑤抜針⑥マッサージを加えながら全身状態のチェック⑦頭針治療⑧腹部側の治療⑨カウンセリング

【総院長 二宮診療スケジュール】

総院長 二宮の難病治療をご希望の方は下記勤務表をご覧ください。

※ 完全予約制・初診の方の治療は、平日のみとさせていただきます。

診療日診療場所電話番号
月曜日 大森駅前治療院 03-3768-3033
火曜日 芝浦治療院 03-5445-6600
水曜日 往診
木曜日 月島治療院 03-3531-1233
金曜日 新橋汐留治療院 03-6228-5855
土曜日 月島治療院 03-3531-1233

施術料金

難病鍼灸治療
初診問診料 別途11,000円(税込)
※完全予約制
7,700円(税込) (鍼代含む)

ご予約に関しまして

院長の難病治療をご希望の方は下記勤務表をご覧ください。
また、一般的な鍼灸施術に関しましては、各院、常時鍼灸師在中のため、問題なく診療することができます。


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