パーキンソン病のリハビリについて
リハビリの必要性
リハビリによって身体を動かし、筋肉を鍛える
パーキンソン病の症状が進行した患者には、リハビリが必要になります。
パーキンソン病は、ゆっくりと進行しますが、身体が思うように動かなくなると、意気消沈してしまい、病気と闘う意欲が薄れて、身体を動かそうとする努力をしなくなり、消極的になってしまう人もいます。
身体を動かさないで、身体介助を家族やヘルパーに頼っていると、関節や筋肉の働きが衰えてしまうので、リハビリによって身体を動かし、筋肉を鍛える必要があります。
日常生活で必要とされる動作をスムーズにできることを目標にして、機能回復訓練を行うことが、病気の進行を遅らせることになります。
身体が思うように動かなくなると、イライラして家族にあたることがありますが、精神的にもストレスになると、さらに症状を悪化させることにもなりかねません。
適度に気分転換をしたり、前向きな気持ちになり、ストレスをためないように心がけることが大切です。
患者本人の気力の回復がいちばん
リハビリを行う上で、患者本人の気力の回復がいちばんで、身体を動かせるようになろうという気力が必要になります。
病気に対して悲観的にならないように、家族の温かい配慮が必要で、身体リハビリはもちろんのこと、病気に立ち向かっていくには、心のリハビリが必要になります。
リハビリの心がまえ
パーキンソン病と診断されたら、薬物療法やリハビリが必要となります。
パーキンソン病患者の治療には、家族の支えや職場の理解が必要で、初期症状であれば日常生活に支障もありませんが、症状が進行するにつれ、日常生活での動作がしにくくなり、一刻も早くリハビリで機能回復訓練を行う必要が出てきます。
リハビリには、身体的なリハビリと精神的なリハビリがあることについて、患者と家族は理解しておく必要があります。
パーキンソン病のリハビリは、リハビリ通院をする人もいますが、症状が進行した人は、入院して集中的にリハビリや薬物治療を受ける場合もあります。
リハビリは、歯磨きや洗顔、入浴、衣服の着替えといった日常で行う動作がリハビリであると考えられています。パーキンソン病にかかったからといって、ふだんの生活をとくに変える必要はなく、自分の身の周りのことを自分で行い、運動不足にならないように心がけることが大切です。
初期症状であれば、とくに日常生活に支障が出ないので、仕事をしている人はなるべく仕事を続けたほうがいいでしょう。
時間があれば、ウォーキングや体操をしたり、積極的に人との交流を持ち、外に出かけるなど、社会との関わりを持ち、休日を有意義に過ごす工夫を心がけましょう。
リハビリには、身体的なリハビリと精神的なリハビリがあります。
リハビリの種類
身体的なリハビリと精神的なリハビリ
パーキンソンのリハビリを大きく2種類に分けると身体的なリハビリと精神的なリハビリがあります。
身体的なリハビリには、運動訓練があります。
運動訓練は、1日に集中して何度も行う必要はなく、20~30分程度の運動を行い、1週間に3日以上行うのが理想的です。
リハビリは、体調が悪い日には無理をせず、あせらずに今期強く対処して、運動中には適度に水分を補給して、快適な温度や湿度の環境で運動を行うことが望ましく、リハビリについて不明な点があれば、主治医や理学療法士に相談して、自分の体調や症状に合ったリハビリを実践するといいでしょう。
身体的なリハビリには、身体のバランスをとる訓練や、上半身・下半身の運動などがあります。
机を使って背筋をピンと伸ばす姿勢をとったり、首を左右前後に動かしたり、両手を開いたり握ったりを繰り返して行うなど、さまざまな運動を行います。
パーキンソンの病状が進行して、食事がしにくい患者や会話に支障が出た患者には、言語療法や呼吸訓練、嚥下訓練などが行われることがあります。パーキンソン病にかかると、姿勢が前かがみになり、呼吸に支障をきたす可能性が高くなりますので、正しい姿勢を心がけて、呼吸訓練を行うことで、呼吸機能の低下を防ぎます。
【総院長 二宮診療スケジュール】
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診療日 | 診療場所 | 電話番号 |
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火曜日 | 芝浦治療院 | 03-5445-6600 |
水曜日 | 往診 | |
木曜日 | 月島治療院 | 03-3531-1233 |
金曜日 | 新橋汐留治療院 | 03-6228-5855 |
土曜日 | 月島治療院 | 03-3531-1233 |
施術料金
難病鍼灸治療 初診問診料 別途11,000円(税込) ※完全予約制 |
7,700円(税込) (鍼代含む) |
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